これまでLL(軽量言語)は、技術書の分野で新しいジャンルや読者を開拓してきました。平均してリテラシーが高く、新しもの好きの技術者が、小さいながら新しいマーケットを形成してきました。時には技術者の興味を先回りするように、技術書が新ジャンルを開拓することもありました。技術書とLL開発者は、お互いを刺激しながら、共に大きくなってきた存在であったと言えます。Kindle、iPad、Google Booksなどの登場で、デバイス、インフラが整い、2010年は電子書籍元年とも言える年になりそうです。
一方で、出版業界は、不況、取次業者の総量規制実施を受け、出版業界は変革を余儀なくされる状況にあると思います。大きく動く時代の中で、LL開発者が果たせる役割は少なくないと思います。
「LLと電子出版」では、電子書籍とLL開発者の関わりにスポットを当てるパネルディスカッションです。各界のキーパーソンに集まっていただき、電子書籍の現状や、これから始まる電子書籍時代において、LLやLL開発者が果たす役割についてお話しいただく予定です。
出演
- 鈴木嘉平(アスキー・メディアワークス)
- 高橋征義(達人出版会/日本Rubyの会)
- 瀧澤昭広(オライリー・ジャパン)
- 森田尚
司会
- 西尾泰三(ITmedia)