プロトタイピング 〜「もの作り」の流儀〜

番組紹介

未体験の物でも、ちゃんと動く物を作る。そんな徹底的に物作りにこだわった考え方がある。「ハードウェアスケッチング」と「デザインエンジニアリング」だ。

「ハードウェアスケッチング」で何よりも大切なことは、ハードもソフトも関係ない、とにかくアイデアを形にすること。スケッチをするように「動く」ハードウェアの完成度を徐々に上げて行く。そんなもの作りを可能とする理由がある。プロトタイピングの技術サポートをしてくれるツールキット研究と「もの作り」を広い視野で考えるための教育だ。

「デザインエンジニアリング」の秘密は、徹底した実践の重視にある。必要なことは全て勉強する好奇心とデザイナーやエンジニアという垣根すら気にしない作り手としての真摯な姿勢が、グループワークを分業から協業へと導く。「コンセプトを生み出す」、「コンセプトを磨き上げる」の2種類のプロトタイピングを使い分け、アイデアを蓄積したり収束させたり自在に使い分ける。

出演

  • ハードウェアスケッチング:小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー)
  • デザインエンジニアリング:田川欣哉(takram design engineering)

司会・進行

  • 司会:佐藤智昭(日本UNIXユーザ会)