LT番長の小山です。
現在ライトニングトークと呼ばれる、5分間程度のショートプレゼンを連続して続ける形式のセッションが最初に行われたのは、Wikipediaによると1997年にサンホゼで開催された第6回インターナショナルPythonカンファレンスだそうです。このときは「ショートトークス」という名称で、発表が7分間、その後に3分間の質疑応答があるという形式でした。
その後「ライトニングトーク」という名称がはじめて使われたのは、2000年にカーネギーメロン大学で開催されたYAPC 19100です。発表時間は5分で延長なし、時間が来たら容赦なく打ち切る、質問がある場合はセッションが終わったあとで勝手に講師を捕まえてしろ、というライトニングトーク特有のスタイルは、このときに確立されました。
日本に最初にライトニングトークを持ち込んだイベントは、2001年5月に当時初台にあったアスキーの地下ホールで開催された「Yet Another Ruby/Perl Conference (YARPC) 19101」です。このイベントの実行委員だったリコーの前田薫さんが、YAPC 19100の評判を聞いて日本でも開催しようとして実現したのが、このときのライトニングトークです。
「たった5分間ならば誰でも発表できる」という手軽さと、時間が経てば容赦なく打ち切るという面白さもあって、ライトニングトークは瞬く間にいろんなイベントで採用されていきました。LLイベントとしては2回目となったLL Weekendから、LLイベントでも毎年ライトニングトークのセッションがあります。5分間に凝縮したネタをぶちこんで、会場を爆笑の渦に巻き込む名発表が、これまで数多く行われています。
先日開催されたRuby会議2008後に、Ruby会議2008とは関係なく開催されたRejectKaigiというライトニングトークイベントでは、同時にRejectRejectKaigiが開催され、ライトニングトークが同一会場内で2つ同時進行するというたぶん世界でも初めての試みが行われて、会場を大いに沸かせていました。
LL Futureではさすがにそんな変態なことはせずに普通のライトニングトークを行う予定です。今回は新人優遇措置として
- 過去のLLイベントで発表したことのない方
- 「未来」を感じさせるテーマで発表してくださる方
- 若い人(30歳以下)
という条件にひとつでも当てはまる方の応募は特別考慮しますので、ライトニングトーク募集ページの応募要項をご覧の上どしどしご応募ください。締切りは7/18(金)までです。